今日は『筋肉のコリ』についてお話します
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筋肉(骨を動かす筋肉)は、筋繊維と神経、血管、筋肉を覆う膜が集まって出来ています。筋繊維と呼ばれる細い糸のようなモノが集まって一つの形を作り、その中には多数の神経や血管が通っています。
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身体を動かすために筋肉は緊張します。
『筋肉の働き②』で筋肉の緊張と弛緩(リラックス)についてお話ししましたが、筋肉は緊張(力が入る)すると1本1本の筋繊維が太く短くなります。
『力こぶ』を作った状態です。
このとき筋肉の中では筋繊維同士が押し合い血管が押しつぶされます。特に静脈は血管自体が柔らかいため押しつぶされやすく、うっ血が起こります。
筋肉は常に「緊張」と「弛緩」が繰り返し行われ、筋肉が緊張すると老廃物を含む血液が流され、弛緩すると新鮮な血液が送り込まれます。
ところが長時間同じ姿勢でいるなど、緊張だけが続くと障害が起こります。
うっ血状態が続き血流が悪くなると老廃物がたまり、身体に違和感を感じます。
更に筋肉の緊張が続き血流が悪くなると筋肉が硬く固まった『コリ』が現れ、筋肉の中にある神経を刺激し「ダルい」「重い」と言った不快感が現れます。やがて『コリ』の範囲が拡がったり、『コリ』がより硬くなるなど悪化すると、筋肉内の神経をより強く刺激するために「重い」「痛い」といった形で現れます。