今日は『後頭下(こうとうか)筋群』についてお話ししたいと思います
下の絵は後頭下筋群と言われる筋肉の右側の筋肉です。
後頭下筋群は聞きなれない筋肉だと思うんですが、頭の骨(後頭骨=頭の後ろ側の部分)と首の骨を繋ぐ5つ(下の絵は4つ)の筋肉をまとめた呼び名です。
では、後頭下筋群にはどんな働きがあるのかご紹介したいと思います
〇頭を動かす
・頭を後ろに倒す時に働きます。
・頭を横に倒す時に働きます。
・頭(顔)を横に向ける時に働きます。
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〇具体的に日常生活で後頭下筋群が使われる主な動作を挙げてみたいと思います。
・パソコンやテレビの画面を見る時
・本を見る時
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後頭下筋群は首の動きと連動して、頭(顔)の位置を決めるために微調整を行う筋肉です。
何かを見ようとする時に頭(顔)の位置を動かしたり、歩いている時や車の運転中に目線を水平に保つために働きます。また、体の前後左右のバランスを保つために働いたりもします。
後頭下筋群は常に働いているため筋肉の疲労も起こりやすいです。首の骨に歪みがあると筋肉の疲労度は増し、「目の疲れ・頭痛・不眠・眠気」などの原因にもなります。