今日は『広背(こうはい)筋』についてお話ししたいと思います
下の絵は広背筋と言われる筋肉の右側の筋肉です。
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背中の真ん中よりやや上から骨盤まで付着している筋肉が腕の骨(肩の部分)まで繋がっています。
では、広背筋にはどんな働きがあるのかご紹介します
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〇腕(肩の関節)を動かす時
・腕を後ろに挙げる時に働きます。
・上に挙げた腕を下ろす時に働きます。
・真横に挙げた腕を下ろす時に働きます。
・手を背中の後ろにまわす時に働きます
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〇具体的に日常生活で広背筋が使われる主な動作を挙げてみたいと思います。
・歩いている時の腕を前から後ろに動かす時に働きます。
・歩く時に、腕を真っ直ぐ前後に振るために働きます。
・女性の場合、下着を着ける時に働きます。
(日常的ではないですが)
・懸垂をする時の体を引き上げる時に働きます。
・「休め」の体勢で左右の手を体の後ろで組む時に働きます。
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広背筋は腕を後ろに動かす時に働く大切な筋肉です。
背骨や骨盤の歪みがあると腕を後ろに動かしにくいために、背中を丸めて腕の動きを補うことがあります。
例えば
歩いたり走ったりする時に腕を振りますが、腕が後ろに動きにくいとバランスを取りにくいために体を丸めて、腕の動きにくさを補いバランスを保つように無意識に働きます。
猫背の原因の一つにもなります。